2009年11月16日月曜日

SC09 始まる

世界最大のSuper Computing & high speed networkingの国際会議であるSuper Computing 2009 が米国 ポートランドで開催されている.

各社 このSCに合わせて商品発表をしてくるであろうし,TOP500のリストも発表される.
HPCの総括ができる会議であり,主要な人々はここにあつまる.

同志社大学およびWindows HPCコンソーシアムも展示を行い発表を行っています.
よろしくお願いします。


世界最速スーパーコンピュータ、CrayがIBM抜く 中国が5位に


しばらくIBMが一位の座を守っていたスパコンのランキング,TOP500であるが,クレイが一位になったようだ.現在開催されているSC09にて発表される.明日.
クレイのブースでもどうなっているか見てこよう.

中国のスパコンもいよいよ常連に.
効率は良くないようであるが,力尽くで作っているということかな.

2009年11月6日金曜日

MSバルマーCEOが来日

Internet Watch

スティーブ・バルマー氏が来日されていたようですね。
なんといっても今の話題はWindows 7でしょう。

ClusterのOSなどについても触れてもらえたのでしょうか。
Windows 7のカーネルはすごく軽くなっているようなので、HPCにも向いているように感じます。
どうなんでしょうね。

MSのクラウドはまだどんなクラウドなのかわからないところがあるので、早くサービスを触ってみたいものです。
あと 「3年計画で合計数百万ドルを支援する」というニュースはすばらしいですね。

同志社 廣安でした。

2009年9月23日水曜日

Windows HPC 講習会

随分とごぶさたになりました。

今週の金曜日に 同志社 京田辺校地にてWindows HPC講習会を開催します。
Windows HPC Serverで構築するクラスタの講習会です。

同志社 廣安でした。

2009年8月12日水曜日

Microsoft Robotics Developer Studio

HPCの分野とは関係ないのですが,Microsoft Robotics Developer Studio ってのがあるのですね.
Microsoft Robotics Studio は、さまざまなハードウェア向けのロボット アプリケーション開発を支援する、学術機関、ホビイスト、開発企業向けの Windows ベース環境です。


また,言語も独自に用意されているようです.
Visual Programming Language(VPL)
Microsoft Visual Programming Language (VPL) は、従来のプログラミングで一般的に行われるフロー制御ではなく、グラフィカルなデータフロー ベースのプログラミングモデルを使用する、アプリケーション開発環境です。データフロープログラムは、一連のコマンドを順に実行するという方法は採りません。その処理方法は、組み立てラインに並んだ作業員が、流れてくる資材に対して自分に割り当てられた作業を行う方法に似ています。このため、VPL は並列処理または分散処理シナリオのプログラミングに適しています。

ここに書いてあるように,並列や分散処理の勉強もできるとなると面白いところであります.

Visual Simulation Environment (VSE)という物理エンジンが用意されているらしく,物理法則のことをよく知らなくても,物理法則に従ったシミュレーションができるようになるらしいですね.

さらに
Visual Programming Language で書いたコードを、シミュレーション環境だけではなく実際のハードウェアに移植できます。Microsoft Robotics Studio 互換のロボットは、すべて同じ方法で制御可能です

とあってLego Mindstromが使えるような図が入っているので,Legoでも動かせるのかもしれません.

子供も大人も夏休みがいくらあってもたりない感じになっていますよね.

同志社 廣安でした.

2009年8月4日火曜日

windowshpc on twitter

Twitterは140字以内でコメントを投稿するミニブログサービスですが,windows hpcのアカウントができたようです.いろんな情報が速報で提供されるのでしょうか.

同志社 廣安でした.

2009年7月21日火曜日

Windows HPC Server 2008 コマンドライン リファレンス

Windows HPC Server 2008 のコマンドラインリファレンスですが、実はここにあります。

通常のコマンドラインリファレンスは、英語版ですが Powershell リファレンスは日本語版になっています。これらのダイジェストは、秋には発売予定の Windows HPC Server 2008 の書籍に載せる予定です。(鋭意ラストスパート執筆中です。)

マイクロソフト 柴田



2009年7月18日土曜日

コマンド ライン インターフェイス リファレンス

なぜかわかりませんが,MSのTechNetのテクニカルドキュメントのページには,Windows CCS 2003の記述しかありません.
ほとんどのコマンドはもちろんWindows HPC server 2008でも利用可能です.

以下メモですが
コマンド ライン インターフェイス リファレンス

このリファレンスの clusrun を除くすべてのコマンドでは、次の汎用構文を使用します。
< operator >[options]
または
< operator >[options] < command_line >[arguments]

CLI には、次の 5 つのコマンドがあります。
*job
*task
*node
*cluscfg
*clusrun


例えば cluscfg だと
cluscfg listenvs

クラスタのクラスタ レベルの環境変数を一覧表示します。
構文. cluscfg listenvs [/scheduler:< host >]


同志社 廣安でした.

2009年7月16日木曜日

Dryad and DryadLINQ on HPC Server

The Windows HPC Team Blogの記事を適当に訳しておきます.

マイクロソフトリサーチではDradと呼ばれる面白いプロジェクトを行っています.これは分散データ並列プログラミングモデルのプロジェクトです.もしmap/reduceプログラミングとかHadoopフレームワークといった単語を聞いたことがあるのであれば,これらの問題についてよくご存じかもしれません.そして,もしギガバイト,テラバイト,もしかしたらペタバイトのデータを取り扱わなければならないのであれば,これは非常に強力なツールとなるでしょう.Dyrad フレームワーク上では,DyradLINQと呼ばれるプログラミングモデルが動きます.このDyradLINQでは.NETのクラスタコンピューティングへのLINQシンタックスのパワーと親和性を活用することができます.
Microsoft ResearchではmこのDyaradとDyradLINQの配布を開始しました.これらはHPC Server 2008上で稼働します.

こちらからダウンロード可能でフィードバックやコメントはこちらまで.DyradとDyadLINQについてもう少し知りたければMicrosoft Research Siteへ来て下さい.このリリースにはDyradLINQのソースも含まれています.
HPCチームとMicrosoft Researchの強力なコラボレーションによってリリースされました.この仕事がリリースされ,みなさんがこれで何が出来るのかが非常に興味があります.是非,フィードバックを下さいね.
John Vert
Architect
Windows HPC Server


同志社 廣安でした.

clusrun コマンド

メモ

Windows HPC Server 2008 では、クラスタ管理者は clusrun コマンドを使用して、クラスタ内の複数のノード上で同じコマンドライン コマンドを一括実行して、これらのノードからの出力を自分のクライアントコンピュータで受け取ることができます。


Tech Net

ちょっとした設定をすべてのノードで行うときや,すべてのノードで情報を収集するときに便利.

同志社 廣安でした.

2009年7月15日水曜日

HPC Pack 2008 MPI Cluster Debugger

HPC Pack 2008 MPI Cluster Debugger がリリースされています。 ここからダウンロード可能です。なお、このツールは Visual Studio 2008 から利用可能になっています。 どうぞお試しください。

マイクロソフト 柴田

2009年7月14日火曜日

第28回関西CAE懇話会

第28回関西CAE懇話会が今週金曜日 同志社大学で開催されます.

CAE懇話会というのは
CAE 懇話会は、コンピュータとネットワークを利用し、技術創生および製品創生に関する技術、知識、経験および製品に関する事業を行うことにより、生産活動に従事する社会人に対する社会教育の推進を図るとともに、IT時代における知的生産活動の推進を図ることを目的とする。

だそうです.

本学の三木教授の知的システムの話なども予定されているようです.
マイクロソフトさんからも出展計画中らしく,Windows HPCコンソーシアムの情報提供もしてもらう予定です.

是非.

同志社 廣安でした.

2009年7月11日土曜日

[速報] Windows HPC Server 2008 SP1 リリース

取り急ぎの情報ですが、 Windows HPC Server 2008 SP1 (HPC Pack 2008 SP1)と、HPC Pack 2008 SDK with SP1 がリリースされております。 詳細は下記よりご参照ください。

Microsoft 柴田

2009年7月9日木曜日

googleのOS

googleのOSが開発されることが発表されて話題になっていますね.
ざくっと読んでみるとOSはBIOSのような感じで,立ち上がった瞬間にchromeにわたしちゃう感じでしょう.

インターネット上ある,クラウド上にある,あちらがわにあるサービスをより使いやすくするような装置になるのでしょうか.HPCの分野でも,これからクラウドをどのように利用していくのか,大きな課題でしょうね.
結局,サービス提供側からすると,ハードウエアやソフトウエアだけを用意されても,それを使いこなすだけの開発環境の整備などまでしてくれないと使い物にならないわけで,そこまでやらないと使い物にならないとも言え,HPCの分野での新規参入がなかなか難しいことになっていたのだと思います.
そういった意味では,クラウド用の開発環境をどこが,誰がいち早く提供していくのかというのには大きな興味がわきます.VSのインターネット上での利用できる版とでもいうのでしょうか.

それから,サービスを受ける側と提供する側との乖離という点も気になります.
ここ数年は,サービスを利用する側と提供する側が大夫 近かったように思うのですが,これからはますます離れていきますね.ちゅうか もう大学生は,携帯中心でパソコンとか知らないわけなので,まるっきりサービスを受ける側と提供する側とは別物になっていますね.
メイルだって,ほんどが携帯だろうし.
ほとんどがUNIXを知らなくて,emacsってなに?コマンドって?という状態なのと同じように,マウスって何?とか,ドライバって何?ってなことになるかもしれませんね.
そうなると,サービスを提供する側になるのはなかなか至難のわざになってきますね.HPCや数値計算,シミュレーションを考えるとサービス提供側での利用が多いと思われます.サービスを受ける側のお話は華やかで良いのですが,サービスを提供する側のところは誰が力を入れて面倒みてくれるのか.大いに気になるところであります.

同志社 廣安でした.

2009年7月8日水曜日

Windows 7

Windows 7の日本語版の発表が決まったようですね.
例えばc net

今度のOSはクライアントOSですが,性能も高そうですし,メモリも不要には多く必要としないようなので,Windows 7上での数値計算やら大規模計算やらを行った場合にどうなるのかについても興味深いところです.

Windows HPC コンソーシアム
でも取り上げてみたい項目の1つです.

同志社 廣安でした.

Windows Server 2008 R2 WebCast

Windows Server 使い倒し塾にてWindows Server 2008 R2 WebCast 公開 !!という記事がアップされています.

数値計算をWindows Serverで行っている・行おうとしているユーザも多いのではないでしょうか.

webcastで以下の項目の説明を行っているとのことです.

セッションのお題は以下の通りです。

(1)サーバー仮想化機能 Hyper-V 2.0
(2)リモート デスクトップ サービス 新機能
(3)ネットワークアクセス保護 (NAP)
(4)管理・運用ツールの新機能
(5)サーバー マネージャーと Window PowerShell
(6)マイクロソフトの Web サーバー Internet Information Services 7.5
(7)Windows Server 2008 R2 電源管理機能の強化
(8)Windows 7 との相乗効果 次世代インフラ BranchCache & DirectAccess
(9)Active Directory ドメイン サービス / ファイル サーバーの強化点
(10)何ができる? 2008 R2 の新しい Server Core
(11)アプリケーション開発者にとっての Windows Server 2008 R2


なかなか興味深いところですよね.
Windows HPC Serverとも関連する内容です.暇を見つけてチェックしてみたいと思っています.

同志社 廣安でした.

2009年6月30日火曜日

Infinibandの設定

先日 紹介していたMellanoxのIBを持つクラスタにおいて,Windows HPC ServerのIBの設定を学生に行ってもらいました.

以下その手順です.

手順:
1.http://www.mellanox.com/content/pages.php?pg=
products_dyn&product_family=32&menu_section=34#tab-two
 にてWindows HPC Server 2008用のドライバーをダウンロードする.
2.ヘットノードにダウンロードしたドライバーをインストール
し,Infinibandのアドレスを設定する.
3.HPC Pack 2008 R2をuninstallした後,再installする.
4.HPC Cluster Managerを開きManage driversにInfinibandのドライバーを追
加する.
5.通常通りに計算ノードをPXEブートによるインストールする.

確認:
■Node-Managerにて各構築した計算ノードのnetworkで,Infinibandが設定さてい
ることを確認しました.
■Head-nodeから各計算ノードのInfinibandのアドレスにpingを送り,通信ができ
ていることを確認しました.

同志社 廣安
でした.

2009年6月29日月曜日

Microsoft HPC Pack 2008 Tool Pack

Microsoft HPC Pack 2008 Tool Pack がリリースしました。
中身はLinpack Tuning Wizard (lizard)です。 簡単にHPLをよろしく実行してくれます。

是非使ってみてください。 クラスタの動作確認用としても良いですね!!
MKLを利用しています。 Intelプロセッサ向けです。

入手はここからどうぞ。

マイクロソフト 柴田

Windows HPC Server: Infini Bandへの取り組み

現在,InfiniBand(IB)をもったクラスタへWindows HPC Serverをインストールする試みを学生に依頼しています.
TOP500のリストを見るとまだまだギガビットのインタコネクションが大半ですが,やはり大規模になってくるとIBが現在の主流です.
Windows HPC ServerにおけるIBのインストールの手順は

Deploying InfiniBand Device Drivers with NetworkDirect Support in Windows HPC Server 2008 Step-by-Step Guide

のページに記してあります.
結果が出たらご報告しますね.

同志社大学 廣安でした.

2009年6月24日水曜日

ISC 09

International Supercomputing Conference 09がHamburg, Germanyで開催されます。

33rd TOP500のリスト
が発表されています.

1,2位は前回とかわらずRoadrunner and Jaguarですが,3位ドイツ.10位 ドイツ.

14位にSaudia Arabiaのマシンが現れている.

Windows HPC server機は中国のshanghaiで15位.
56位 NCSA,77位 Germanyのマシン 88位 Swedenのマシン 387位のGermanyのマシン 

Windowsのクラスタを現在作れればとりあえず世界6位以内確定.
500位が 17088.8GFlopsくらいなので,20TFlopsくらいが必要.結構 大変である.

ちなみに日本からは15台
コンスタントに500位に入るマシンを作り続けていたら,日本でのランク 15位以内の拠点に必ずなるような勢いだな.これは.

同志社 廣安
でした.

2009年6月22日月曜日

産学官連携推進会議



産学官連携推進会議が今年も京都国際会議場にて6月20日(土),21日(日)で開催されました.
今年は昨年よりさらに多いのべ5000人の来場者があったようです.
年々,企業の方の参加が減っているので,学官連携推進会議のようになっていますが,重要な会議です.

廣安はリエゾンオフィスの代表として参加するとともに,Windows HPCコンソーシアムの説明を行いました.



私が,これを発表内容として選んだ理由は,Windows HPCコンソーシアムは同志社の寄付教育研究プロジェクトで,複数の企業がタッグを組んで世の中にHPCを広めようというまさに産学連携の典型となるようなプロジェクトだからです.

2009年6月21日日曜日

powershellcommunity.org

powershellcommunity.orgというページができています.
power shellはちょっと使いこなしてみたいスクリプトの一つですが,なかなか調査しきれていません.
コンソーシアムでももう一度 取り上げたい ネタの一つですね.

2009年6月19日金曜日

人工知能学会全国大会

高松で開催されている人工知能学会に参加しています.通常の発表以外に,Marbin Minskyの講演や,東大の堀先生や,阪大の石黒先生やら多くのお話を聴くことができました.

倫理や精神の分野にも今後,ITや情報処理,人工知能の技術が取り入れていかれるような予感です.そのようになると大規模データ,大規模データ処理が必須でしょう.

2009年6月14日日曜日

これからはじめるWCFプログラミング

WCF は .NET Framework の上に構築される分散プログラム基盤・実行環境です.
たとえば WCF 入門
その教科書として下記の本を紹介してもらいました.

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2009年6月13日土曜日

Windows HPC コンソーシアムのホームページ

Windows HPC コンソーシアムのホームページのデザインを新しくしました.
今年は より多くの情報やベンチマークを掲載していく予定です.
よろしくお願いします。

Windows講習会


6月10日(水)に東京/同志社東京オフィスにて講習会を開催いたしました。
講習会のページ
参加いただいたみなさま どうもありがとうございました。

Windows Serverへのジョブの投入,SOAのAPIの紹介,事例紹介,ベンチマークなどの情報交換を行いました.

Windows HPCコンソーシアムは,Windows OSを利用したHPCやコンピュテーション,シミュレーションを広く普及させようという同志社大学 寄付教育研究プロジェクトの仕組みを利用した産学連携プロジェクトです.

Windowsをベースにした計算科学のおもしろいところは,VSなどの多くのツールを利用できることや,MPIなどの従来の並列計算手法だけでなく,エクセルなどを利用した計算なども行えるといった幅の広さにあるかと思います.本講習会ではその手がかりとなる基礎的なことについて学びました.これは今後の課題ですが,VSなどから直接ジョブが投入できると面白いですね.

また,ソフトウエアクレイドルさんから,事例紹介をいただき,Windows HPC Serverを導入する際のポイントや事例を教えていただきました.

さらに,Dellさんからの商品説明やビジュアルテクノロジーさんからのIntelとAMDのCPUのベンチマークのお話もありました.PCやサーバーって,ACからDCへの電源効率っちゅうのが実はばかにならないのですね.また,Intelの現在のCPUの性能は非常に高いことを知りました.

今後もますます面白い企画を立てていきます.ご期待ください.